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DDR4 が DDR5 より高い時代——EOL 価格逆転で現品バイヤーが今やるべきこと

公開日: 2026年6月15日

DDR4 が DDR5 より高い時代——EOL 価格逆転で現品バイヤーが今やるべきこと

大手三社が DDR4 の能力を DDR5・LPDDR5X・HBM へ移し、DDR4 の LTB ウィンドウが次々にクローズしています。結果は価格逆転——DDR4 スポットが DDR5 を上回り、一部 SKU は 2024 年安値比 2,200% 超、さらに一部メーカーは DDR4 ラインを再開。現品・流通バイヤーが実際に取るべき手を整理します。

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業界には古いルールがあります。新世代が出れば旧世代は値下がりして在庫が掃ける。DDR4 はこのルールを壊しました。

いまや DDR4 スポットは同等 DDR5 を上回っています。わずかな差ではありません。一部 DDR4 SKU は 2024 年安値比で 2,200% 超。さらに直感に反して、その価格差を見て、退役予定だった DDR4 ラインを再開するメーカーまで出ています。

逆転のロジックは単純です。

  • Samsung・SK Hynix・Micron のウェハ能力は有限です。1 枚あたり、DDR5・LPDDR5X・HBM はいずれも DDR4 より採算が良い。
  • だからメーカーは当然の選択をします。DDR4 能力を高採算品へ移し、DDR4 を EOL とし、LTB(last-time-buy)通知を出す。
  • しかし DDR4 に依存する既存設備は依然として大量にあります。産業機器、ネットワーク、監視、医療、レガシーサーバー。これらの BOM は一晩で再設計できません。
  • 構造的に縮む供給と、動かない需要。価格の向きは一つだけです。これが逆転の正体です。

現品・流通バイヤーにとって、これは典型的な EOL 再評価のウィンドウです。目の前の部品でやるべきこと。

第一に、使用中の DDR4 を正確に棚卸しする。 どの型番が BOM に残り、年間使用量はいくつで、メーカーが LTB を出したか、ウィンドウは残りどれだけか。これが見えないと次の手は打てません。

第二に、EOL SKU は即 LTB 評価する。 待たないこと。ウィンドウが閉じれば、次はスポットと流通在庫からさらに一段高い価格で買うことになります。メーカーのウィンドウ内でロックできる量を先に押さえる。

第三に、価格差を注視し、闇雲に追わない。 DDR4 が DDR5 を上回ること自体が異常です。ある型番が DDR5 でピン・容量互換に置き換えられるなら、設計側の差し替えコストを再計算する。高騰した DDR4 を払い続けるより得かもしれません。部品の判断であり、同時に BOM の判断です。

第四に、いまは流通在庫が実際のお金になる。 クリーンなデートコード、新しい DC、トレーサブルな DDR4 現品を持つ者が主導権を握ります。2 年眠っていた DDR4 在庫が、いまや誰もが欲しがる部品かもしれません。在庫を見るとき、DDR4 は分けて見ること。

第五に、NCNR 条項を丁寧に読む。 価格が高いとき、メーカーや正規代理店は多くを NCNR(キャンセル・返品不可)で出します。ロック前に使用量を固める。価格をロックするためだけに、返せない部品を抱え込まないこと。

最後に一つの判断を。この逆転は短期のセンチメントではなく、構造的な能力配分です。2026 年末まで実質的な反落は見込みにくく、一部分析は 2027〜2028 年を指摘します。つまり「価格が戻るのを待つ」部品ではなく、「ロックすべきはロックし、置き換えられるところは計画する」部品です。手の速い者は EOL DRAM を資産として扱い、遅い者は後でスポット市場で価格を追うことになります。